養老天命反転地ってどんなところ?
岐阜県にある養老天命反転地は、アーティストの荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏によって設計された、体験型の巨大アート空間です。
人間の平衡感覚や遠近感を揺さぶる仕掛けが園内のあちこちにあり、見るだけでなく、実際に体を使って楽しめるのが魅力。
その不思議でスリリングな構造から「日本一危険な公園」とも呼ばれることがあるようです。
入園料は大人850円、小学生未満は無料。アート好きだけでなく、探検好きな子どもにもぴったりのスポットです。
なぜ行こうと思ったのか?子連れ旅行の目的
2025年のゴールデンウィーク、我が家は奈良からこの「養老天命反転地」へ家族旅行に出かけました。
旅行先に選んだ理由は、大きく3つあります。
①子どもと一緒にアートに触れられるから
これまで夫婦2人で美術館を巡るのがGWの定番でしたが、今年は3歳半の娘が「一緒に行きたい!」とお留守番を拒否。
そこで“子どもと一緒にアートを楽しめる場所”を探して見つけたのがこの場所でした。
アートと遊びが融合していて、大人も子どもも楽しめる理想的なスポットです。
②近くに1日遊べる施設があるから
養老天命反転地は、広大な養老公園の中に位置しています。
すぐ近くには「岐阜県こどもの国」という大きな公園があり、滑り台やブランコなどの遊具も豊富。
「もし娘が反転地で楽しめなくても、公園でたっぷり遊ばせられる」という安心感も大きな決め手でした。
③関西からアクセスしやすいから
奈良に住んでいる私たちにとっては、アクセスの良さも大事なポイント。
片道3時間以内、乗り換え3回以下という条件に合い、旅行先としてとても行きやすい場所でした。
アクセス方法
- 近鉄特急で桑名駅まで約1時間半
- 養老鉄道で養老駅まで約45分
- 養老駅からシャトルバス(無料)で約5分
実際に子連れ(3歳児)で行ってみた感想
歩き回れる?怖がらない?危険は?
「日本一危険な公園」というイメージにドキドキしていましたが、実際には娘はケガひとつなく、元気いっぱいに遊んでいました!
好奇心旺盛な性格の娘は、むしろ楽しさ全開。まるで迷路のような施設内を走り回り、笑顔が絶えませんでした。
ただし、園内には高低差が激しい場所や、柵がない落とし穴のような仕掛けもあるため、保護者は常に注意が必要です。
実際、子どもが危ない場所に近づいて怒られているシーンも目にしました。
「子どもから一瞬も目を離さない」はこの施設での鉄則です!

3歳児が喜んだポイント3選
①養老天命反転地記念館
入場してすぐのピンクの建物は、インスタ映えスポットでもあり、子どもにとっては探検できる迷路のような空間。
「かわいい〜!」と喜びながら、何度も出入りして楽しんでいました。
②昆虫山脈
大きな岩が折り重なるように配置された場所。見るからに登るのが難しそうでしたが、娘はスタスタ登ってご満悦。
降りる時の方が危険だったため、夫がサポートしてくれました。
運動好きで冒険心のある子には、特におすすめです。
③極限で似るものの家
昭和レトロなインテリアが並ぶ、不思議な雰囲気の建物。
娘はダイヤル式電話で“もしもしごっこ”をしたり、机で“お勉強ごっこ”をしたりして大満足でした。
アートとおままごとが融合したような空間で、子どもも創造力を膨らませながら遊べます。

所要時間と回り方のコツ
我が家は園内を一通りまわって約1時間。
ゆっくり見ても1時間半〜2時間あれば充分楽しめます。
当日に限り再入場OKだったので、一度外に出て休憩した後、娘のお気に入りの場所にもう一度行きました。
再入場できるのは、小さい子連れにとってありがたいポイントです。
持っていってよかったもの・後悔したこと
◎あって良かった!
- 動きやすい服装とスニーカー
- 両手が空くリュックやポシェット
- 水筒(園内に自販機はあっても遠い)
×後悔したこと
私自身が妊娠初期だったため、途中で疲れてしまい、頭痛がひどくなってしまいました…。
予想以上に体力を使う施設なので、体調が万全な日に行くのがおすすめです。
設備情報(トイレ・食事・ベビーカー)
- トイレは園内にあり、男女別です。オムツ替えスペースは見かけなかったため、「岐阜県こどもの国」のトイレを先に使うと安心です。
- 飲み物は持ち込みOK、食べ物は持ち込みNG。ピクニック目的には不向きです。
- ベビーカーは使えるエリアがほとんどありません。施設前にベビーカーが並べて置かれていたのを見かけましたが、移動は基本的に抱っこ紐が必須です。
結論:子連れでも楽しめる?年齢別おすすめ度
結論としては、親子で一緒に冒険気分を味わえる最高の場所!でした。
ただし、地面が不安定な箇所もあるため、「自分で歩けて、ある程度の危険を察知できる」3歳以上がおすすめ。
子どもから目を離せない施設なので、子ども1人に対して大人1人以上の人数で行くと安心です。
次の家族旅行の行き先に、ぜひ「養老天命反転地」を候補に入れてみてくださいね!
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