我が家では、娘が生後7ヶ月から2歳7ヶ月になるまでの約2年間、夫が一人で育休を取りました。
パパの長期育休はまだまだ珍しい中で、家族としてどんな変化があったのか。
この記事では、実際に夫婦で経験して感じた「夫の育休取得のメリット」を3つに分けてご紹介します。あわせて、うまくいくために私が心がけたこともお伝えします。
結論:夫の育休、我が家にとっては大成功!
「夫が一人で育休?大丈夫?」「イライラしそうじゃない?」
実際にそんな声もありましたが、結論から言うと――私は大満足でした!
もちろん完璧ではなかったし、日々の中で小さなイライラやすれ違いもありました。
でも、それを上回るメリットと成長、そしてなにより「子どもと父親の絆」がしっかりと築かれた2年間でした。
メリット① 育児に主体性が出た!
夫が育休を取ったことで、育児への姿勢がガラリと変わりました。
私が育休中もかなり協力的な夫でしたが、「お手伝い」ではなく「自分の役目」として取り組んでくれるようになったんです。
「自分でできた」という自信
ミルクや離乳食の準備から、おむつ替え、衣類の入れ替え、買い物、スケジュール管理まで――。
すべてを夫が一人で担当することで、できることの幅がどんどん広がり、その都度自信がついていったように思います。
たとえば、離乳食の冷凍ストックや月齢に合ったおもちゃの選び方も、ネットで調べたり育児本を読んで実践していました。
最初は試行錯誤しながらでも、「自分でやる」ことで夫なりの工夫も生まれていたのが印象的でした。
子どもから頼られるようになる
子どもと長く過ごすことで、娘からの信頼関係もグッと深まりました。
我が家では、「ママじゃなくてパパがいい〜!」と言われることも珍しくありません。むしろ私がしょんぼりする場面も多々(笑)
でもそれは、夫が本気で娘と向き合ってきた証拠。
寝かしつけや食事、遊びなど、日々の関わりの積み重ねが、子どもにとっての“安全基地”として夫を育ててくれたのだと思います。
メリット② 娘の運動神経がグングン伸びた!
夫は体力があり、遊び方も大胆。
毎日のように娘を公園に連れて行っては、全力で一緒に遊んでくれていました。
たとえば、
- ブランコをめいっぱいこぐ
- 遊具の高いところまで登らせる
- 両足を持って逆さにする
- キャッチボールならぬ「キャッチ娘」
などなど、私なら「ちょっと怖いな…」と思うような遊びにもどんどんチャレンジ。
そんな日々の中で、娘の運動神経は驚くほど伸びていきました。
2歳で公園の遊具はほぼマスター。現在3歳半の今では、背が届く遊具ならすべて自分で遊べています。
「お母さんが遊ぶ育児」と「お父さんが遊ぶ育児」って、体力的にも違うんだなと改めて実感しました。
メリット③ 職場復帰がスムーズだった!
私にとっての一番のメリットは、安心して仕事に集中できたことです。
育休明けの職場復帰って、実はすごく大変。
特に最初の半年は、保育園の送迎、発熱時のお迎え、慣らし保育……タスクが山のようにあります。
でも、夫が育休を取ってくれていたおかげで、娘のことは完全に任せられたので、私は仕事に慣れることだけに集中できました。
しかも、保活も夫が担当。説明会への参加や申し込み、準備物のリストアップまでやってくれて、公立保育園に無事入園!
結果として、私が復帰して2年目のタイミングで娘が保育園に入り、夫の職場復帰も同時にスムーズに行えました。
夫の育休を成功させるための3つのポイント
育休がうまくいったのは、ただ夫が頑張っただけではありません。家庭として、事前に意識していたポイントもありました。
家事は「結婚前から」分担を意識
私たちは、結婚当初から「育児はチームプレイ」と考えていました。
家事も固定分担せずに、時々交代して「一通りこなせる」状態を目指していました。
そのおかげで、育休に入った時も夫が家事を一から覚える必要がなく、無理なくスタートできたのが大きかったと思います。
そして育休中は、目に見えない“名もなき家事”まで夫に任せたことで、タスクの多さに気づいてくれたのも大きな収穫でした。
信頼して任せることが大事
育児や家事を見ていると、「それで大丈夫?」と思う場面もありますよね。
でも、そこはグッとこらえて信頼!
私は「今は夫が家の主導権を持っている」「私は働かせてもらっている」と意識して、なるべく口出ししないようにしていました。
「ありがとう」をこまめに伝える
何よりも大切にしていたのは感謝の気持ちを伝えること。
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいませんよね。
私も「娘が無事に元気でいてくれればそれでいい!」と心に決めていたので、夫がしてくれることに自然と感謝できていました。
今でも我が家では、「ありがとう」が自然に出る習慣が続いていて、夫婦関係も良好です。
まとめ:夫の育休で得られたのは“信頼と絆”でした
2年間という長期の育休は、家族にとって大きなチャレンジでした。
でも今振り返っても、かけがえのない時間だったと心から思います。
育児を夫婦で分担するというよりも、時期によって主担当が入れ替わる。
そんなスタイルが、我が家には合っていたのかもしれません。
夫の育休を考えているご家庭の参考になれば嬉しいです!
コメント